前回の記事では、サンドイッチ編をお伝えしました。
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このサンドイッチ店のまとめとしまして、
・飲食店に対しての知識がない
・売り上げをあげようという努力がない
・自分達に合わせた営業内容
・全てに於いてルールがない
・お客様目線で商売をしていない
・自分達のマネジメントが出来ていない
等がありました。
今回の記事では、
求人募集【オープニング】という言葉の罠(笑) 〈漫画喫茶編〉
・漫画喫茶のまとめ
・この2店舗から学べる3つの事
・【オープニングスタッフ】の募集でチェックするべく内容とは?
漫画喫茶のオープニングスタッフ
私が30代前半の頃、
街中にある個人ビルの空きスペースで、漫画喫茶のオープニングを正社員で募集していました。
私を合わせて3人社員として雇われました。
そのうちの一人がリーダーとしてお願いされていました。
アルバイトも15人位採用になりました。
オープン一ヵ月前位から働き出し、店内の漫画や雑誌の置き方、置き場所、PCの扱い方に関してや、メニュー作成、シフト等も含めて事業主と一緒に素人が集まり始めていましたが、
オープンした途端、思っていたよりもお客様の来店は少なく、
事業主は一族経営でしたので、ピリピリし始めて人を減らせ。と言い出しました。
リーダーを任されていた男性はいつの間にか消えていました…(;゚Д゚)
アルバイトも事情を話して辞めたい子達に辞めてもらい、
いつの間にか半分位に減ってきたかと思いきや、どんどんいなくなり、
気付けば、社員が私ともう一人、キッチンを任されていた男の子の
二人になっていました!(笑)
しかし殆どお客様は来ないので、全く問題はありませんでした。(;^ω^)
集客が難しいと始めから分かっていたのにも関わらず、
宣伝や広告にかける経費がないようで、
準備したのは、配布用のポケットティッシュだけでした。
当然それだけでは、お客様は全然呼び込めませんでした。
24時間営業だったので、朝から夕方頃までは私とその男の子で行い、
夕方から朝までは経営者の一族の人達か、知り合いにお願いしていました。
このままでは、事業主からも給料を払えなくなってきたので、
キッチンの男の子も辞めさせられ、私も居づらくなり辞める事にしました。
その後も数カ月は一族で経営していましたが、いつの間にか終わっていました。(-_-;)
この漫画喫茶のまとめ
・集客への努力が足りていなかった
・漫画喫茶の経営に対しての知識不足
・告知不足
・ビル自体がなかなか入りづらい雰囲気だった
・事業主の資産不足
潰れた二店舗から学べる3つの事
1, 就業規則がない事によって起こっていたトラブル7つ
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就業規則とは、会社が従業員に向けて示す、会社内との決まり事。
通常、厚生労働省には、アルバイトさんを含めて従業員が
10人以上になったら、就業規則を提出する義務があります。
サンドイッチの方は人数が少ない事もありますが、絶対に就業規則なんてありませんでした。
漫画喫茶の方も、皆で作っていたような状態だったので、なかったと思います。
このように『ルールやきまりがない状態』だと、トラブルの対処が出来ません。
個々にある常識で判断し動く為、トラブルが絶えません。
1,連絡なしの遅刻や欠勤によって従業員とお客様に迷惑がかかる
2,身だしなみの不適正によってお客様へ不愉快な想いをさせてしまう
3,提出物の遅れによって会社に迷惑をかける
4,働き方に迅速さがない事で、会社にも従業員にもお客様にも迷惑をかける
5,挨拶が出来ない事でコミュニケーション不足に繋がり、業務に支障がでる
6,お客様に対しての対応が個々によって差がありすぎる為お客様が定着しない
7,仕事の仕方に個々で差が出来る為同じ給料では不公平となり、従業員が定着しない
他にも沢山ありますが、代表的なトラブルでは以上があげられます。
営業内容がまとまっていない為に起こるトラブル4つ。
1,誰が何をいつするのか?というオペレーションが出来ていない為、
皆が同じ事をしていたり、優先順位がバラバラな為、
必要な時に必要な物がない事が生じる。
また、仕事を何もしていない人が出てくる。
2,これからの経営の戦略を立てていない為、
全員がバラバラの動きとバラバラの想いになる。
バラバラになった物を後から修正するのはとても難しいです(;^ω^)
3,売り上げを上げる為の優先順位がまとまっていない為、
全員目的のない働き方になってしまう。
目的のない動きをするとは、そこにいてもいなくても同じ状態なので、
経費の無駄につながります。
4,スタッフ関係が悪くなる
仕事の内容が明確でない為、個々の価値観で動く事により、
気に食わない動きをする人に対して、嫌な気持ちになってしまい、
関係性が悪くなる。
お客様の気持ちを全く無視
自分達のことしか考えていない営業をしていると、お客様には何も与えられません。
商売とは消費者が求める物を与える事で成り立ちます。
P.F.ドラッカーの『マネジメント』には、このように書かれています。
“企業の目的の定義は一つしかない。
顧客を創造することである。
企業とは何か?を決めるのは顧客である。
なぜなら顧客だけが、財やサービスに対する支払いの意思を持ち、
経済資源を富に、モノを財貨に変えるからである。“
会社を作り経営する理由は、お客様を造る事だと。
また、その会社の意味を決められるのはお客様だけです。
この2店舗はお客様が必要な事を考えるよりも、自分達の事ばかりを
考えていました。
続いてこのようにも言われています。
“苦境に陥ったときにしか「われわれの事業は何か?」を問わない。
もちろん、苦境時にはこの問いかけをしなければならない。
事実、そのようなときに問いかけるならば、目覚ましい成果をあげ、
回復不能と見える衰退すら好転させることができる。“
この二店舗は何度も苦境に陥ったが「われわれの事業はなにか?」
との問いではなく、常に「自分の欲」を満たす事が一番でした。
「儲けたい」という想いだけです。
商売をやる以上儲けは必要ですが、顧客の為にならない物はやらない方がましです。
この二店舗のように、みじめな結果を生むだけです。(-_-;)
【オープニングスタッフ】の募集でチェックするべく内容とは?
企業情報を調べる。
今はネットでいろんな情報を知る事ができます。
なので、単純にまずは募集をかけている会社名で調べてみて下さい。
そこで、企業情報が出てくるならまだマシな方です。
企業情報とは、会社の概要を詳しく記してある事です。
(企業名、企業者名、事業規模、事業内容、事業業態等です)
その会社のホームページからでもいろいろ分かりますし、
口コミがあればもっと、有益な情報が得られると思います。
もしも検索しても何も出てこなかったら、やばい会社です。
潰れやすいので気を付けて下さい!
自分の目と耳できちんとチェックする
・実際に見に行く
それでも興味があれば、その場所に行ってみることです。
お店は立地がとても大切です。
その場所で、そのお店の雰囲気で自分がやっていけそうなのかよく考えた方がいいです。(;^ω^)
・実際に電話してみる
事前に質問を準備しておくといいです。
どんな仕事の内容なのか。何人位募集されているのか。
どんな年齢層の方の応募がいるのか等。
実際に自分がそこで働くのに、どんな感じの人達とだったら働けるかを
イメージしながら質問を考えるといいです(*^^*)
電話口の声のトーンや話し方が、自分に合うかどうかも決めるポイントに
なると思います。
また、質問に対してきちんと答えられるかどうかで、相手のその仕事に対しての本気度合いも多少測れると思います。(*^^*)
今回の記事では、
求人募集【オープニング】という言葉の罠(笑) 〈漫画喫茶編〉
・漫画喫茶のまとめ
・この2店舗から学べる事とは?
・【オープニングスタッフ】の募集でチェックするべく内容とは?
を、紹介させてもらいました。
今回の記事をまとめますと、
【オープニングスタッフ】募集という内容をきちんと調べる。
その募集しているお店は初めてかもしれないが、その前にも失敗事例や、
今も失敗している事が多くあるかもしれません。
また、募集内容だけで判断しないで、きちんと自分の目と耳と直感を使って、
自分の働く場所をきちんと確認する事です。
仕事は、5時間から8時間その人達と一緒に同じ空間で、
お互いを思いやりながら働く事になります。
「この人となら一緒に居ても苦じゃないな。」
と思える人達と出来るだけ一緒に働いた方が、気が楽です。
出来る限り、ストレスを感じない場所を自分で確保できるようにしましょう♪
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