『2:6:2の法則』から学べる事
2:6:2の法則を簡単に説明しますと、
集団に所属している人の性質の構成比を「2:6:2」の割合で表した法則です。
この性質の構成比は実はいろいろな人間関係にもとても重要な数値です。
これから順番に説明していきたいと思います。(*^^*)
本日の内容は、
『2:6:2の法則』とは?
自分の立ち位置を理解する。
を、紹介したいと思います。
次回で、『2:6:2の法則』を、
人間関係に応用する事で、
自分を説得し理解する方法
を、紹介したいと思います。
『2:6:2の法則』とは?
どんな会社でも、社員全員が優秀ということはあり得ませんし、全員が出来の悪いということもありません。
社員が100人いれば、そのうちの2割の20人が優秀で、
6割の60人が普通で、
残りの2割の20人が劣るという人数の割合で構成されています。
例えば上位20人がいなくなると、残りの80人でまた、
上位2割、中間6割、下位2割という割合で構成しなおされます。
この割合は仕事だけではなく学校も同じです。
小学校から大学まで、一流の学校でもそうでなくても、
生徒の成績はだいたい上位が2割、中間が6割、下位が2割というような、
同じような割合で構成されます。
これを『2:6:2の法則』といいます。
これは社員さんだけではなく、アルバイトさんやパートさんも同じです。
20人いたとしたら、4人は優秀で、12人は普通で、4人は劣ります。
劣る4人がいなくなったとしても、また残りの16人から3~4人は劣る存在になります。
ほぼ必ず、この2:6:2の割合に構成が自然に変化していきます。
自分の立ち位置を理解する。
この日々変化していく構成比の法則の中で、自分がどの位置にいるのか?
もしくは、自分がどこの位置にいたいのかを分かっていると、
周りとの付き合い方がうまくいきます。
上位2割の人の心境は?
この場所にいる人達は常に追われる立場の人達です。
いつも何かを求められたり、重大な内容の決定権が与えられている人達です。
丹羽宇一郎さんの『仕事の流儀』では、
この上位2割の方達に対して、
“『2:6:2の法則』は、人間の「努力の差の法則」とも言えるでしょう。
いつ下のクラスと入れ替わってしまうかわからないですから、さらなる努力が必要です。“
と言われています。
何かしらのTOPで働く人達は常に努力をしています。
他の8割の人達が遊んでいる時に、自分の為に本を読んだり、
様々なシチュエーションを試行錯誤して、よりより方向に進む為にどうしたら
いいのかをいつも考えています。
いつも考えているので、必要な時に必要な知識やアイデアが素早く引き出せます。
上位2割の方の特徴として、
頑張り屋さん。
成長意欲が高い。
負けず嫌い。
自己肯定感が強い。
感受性が豊か。
包容力がある。
情熱的である。
自分にも人にも優しさと厳しさがある。
積極的である。
好奇心旺盛。
行動力がある。
普通の6割の人達の心境は?
常に受ける側の立場が多く、自分から発信する機会は少ないです。
責任感も上位の2割の人達がいるからいいや。という想いがある為、
そこそこの責任感で、人に迷惑をかけなければいいや。とう考え方の人達が多いです。
もう少し頑張れば上位の2割にも入れる事や、少しでもさぼれば下位の2割に入る事も分かっている方々が多いです。
深く入り込まないようにしている方が多いです。
普通の6割の方の特徴として、
無理をしない。
仕事から多くの物事を得たいという成長の意欲が少な目。
責任を持ちたくない。
八方美人の方。
学生の時も成績はオール3等で、全てが普通のタイプの方。
物欲が少な目。
面倒な事が苦手。
周りの人達から好かれる事も、嫌われる事もあまりない。
全てに関して曖昧。
下位の2割の方達の心境は?
特に何も考えていない。
仕事はただお金を稼ぐだけの行為としか思っていないので、
常に受け身。発信しようという気がないので、変化を求めない方が多いです。
周りの環境に流されるタイプで、自分の考えが殆どない方が多いです。
下位の2割の方達の特徴として、
上位2割の方達とのほぼ真逆の方が多いです。
そこに加えるとしたら、
見た目に気を遣っていない方が多いです。
自分自身に諦めている方が多い。
太っていたり、清潔感がなかったりします。
相手に対して不快な想いにさせてしまう方も多いです。
自己中心的な考え方の方が多い。
自分に優しく、人に厳しい方が多い。
自分はどこにいたいか?
自分の立ち位置を考えた時に『2:6:2の法則』の中で、
自分がどのあたりなのか、なんとなく分かりますか?
そして自分はどの位置に行きたいですか?
自分がどこにいたいのかを考える事はとても重要です。
人は承認欲求があります。
承認欲求を簡単にまとめますと、
他者から認められたい。自分を価値ある存在として認めたいという願望です。
人は人に認められて初めて自分が価値のある存在なのだと自覚する事が出来ます。
この承認欲求はあり過ぎても、なさ過ぎてもダメなのですが、
程よい状態で自分の心と向き合いながら、自分を認める事がとても大切です。
『2:6:2の法則』の方々の特徴をまとめましたが、
その特徴の中のどこに自分があてはまりたいのかを考えて、行動を変えると、
自然に周りから評価されるようになります。
本日の内容の、
『2:6:2の法則』とは?
自分の立ち位置を理解する。
今回のまとめとしまして、
『2:6:2の法則』とは、「努力の差の法則」であって、
自分がどの場所に居たいのかを明確にし、行動を変えるだけで、
自然とその場所の人達と入れ替わる事ができます。
どの場所を選ぶかは自分次第です。
どこを目指して頑張りましょうかねー(*^^*)
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